競馬とオリンピックの日々。
柔道は、先に有効や技ありを取った外国人選手が「指導3枚までは気にしねえ♪」と、攻めずに逃げ回る光景が続出した。
それに対して、鮮やかな一本勝ちで男子73キロ級の金メダルを獲得した大野将平選手をはじめ、日本人選手はおおむねリードしても攻め続ける。
これぞ柔道の醍醐味である。
五輪柔道のフィナーレは、男子100キロ超級。
フランスのテディ・リネールという世界選手権7連覇中の絶対王者がいて、日本の原沢久喜選手は、もし勝ち進めば決勝でリネールと対戦するのだという。
テレビはリネールVS原沢に向けて、さかんに視聴者をあおっていた。
そういうあおりVTR見ると、途中で負けちゃったらどうすんの……と心配してしまう。
しかし原沢選手は順調に勝ち上がって、決勝戦に駒を進めた。相手は王者リネール。
おのずと期待は膨らむ。原沢選手はリネールに、どこまで食らいつけるだろう。どんな戦いになるのだろう。
ところが蓋を開けてみれば、リネールは組むのを嫌って逃げまくった。リスクを徹底回避して、ときおり繰り出すかけ逃げでアリバイをこしらえた。
結局、原沢選手にばかり指導が与えられて、逃げるリネールが金メダル。会場は大ブーイング。
みんな、大野選手の言う「柔道という競技の素晴らしさ、強さ、美しさ」に酔いしれたかったのだ。
柔道が世界中に普及した理由は強さや美しさにあるはずなのに、絶対王者が逃げまわるなんて。審判のさじ加減で、勝敗が決するなんて。
とまあ、悶々としながら原沢選手のプロフィールを見てみると、所属が「JRA」。
馬事公苑のダートコースでトレーニングしてるんですって。
ダートで鍛えた足腰で、いつかリネールをとっ捕まえて倒してほしい。
本日の盛岡競馬場は快晴なり。
8月14日(日)の盛岡10Rは桂樹杯(芝1600m)。
ダイワマッジョーレ、そしてブレイズアトレイルという芝のビッグネームは、6月のかきつばた賞で対決するはずだった。
ところがダイワマッジョーレの取消でおあずけになってしまって、この桂樹杯でようやく実現にいたる。
だけどブレイズアトレイルは挫石で一頓挫あったし、ダイワマッジョーレは移籍初戦の前走が初ダートだったとはいえ、5着という結果は少し物足りない。
胸躍るカードだが、競馬は1対1の勝負ではないし、勝負は蓋を開けてみないとわからない。
そんなわけで、芝で才能が開花したロケットボールを狙う。
3番ロケットボールの単勝で、どやっ!
◆桂樹杯の馬柱は、
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